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1000 HANDS, 1000 EYES

Personal WORK

2021 Autumn

 

design

 

Illustration, Editorial design, Fontdesign, Booking, Writing: Okamoto Reiko

Printed: Mitaka corner printing

Paper: OK Adnisrough 75 (OJI paper), Fantas (FUJIKYOWA SEISHI), NT Rasha(Daio Paper Products)

千手観音菩薩が持つ42の持ち物を描いたイラストZINE。


千手観音は仏教における仏のひとつで、詳しい成立は不明ですが、3世紀ごろにはインドで成立していました。別名千手千眼観音ともいい、1000本の手と1000の目を持ちます。仏像や仏画では42本の手に省略された形で描かれることが多く、それぞれの手には持物を持っています。これらの持物は千手観音の誓いを示すものだと言われています。

 ZINE制作の動機は以下の2点。

・千手観音の手の造形が美しく、イラストとして描きたい。

・イラストを描くために調べた仏教の成立過程や持物の意味が面白く、ZINEにして紹介したい。

 

ZINE制作にあたり、以下の2つの課題を踏まえて造本設計をしました。

① 持物に上下をつけない。

② 仏像を見たときと同じ感覚に近づけるようにする。

 

①については仏の誓いには上下がないため、それをできるだけ本でも表現できるようにしたかったため、

②については、日本人にとって一番身近な仏像の形にアウトプットを近づけたかったためです。

①②を同時に成立させるため、本は蛇腹本とし、開いたときに一度に全ての持物を見られるようにしました。

また解説を別冊とすることで、鑑賞した後に解説を読んで深く理解できるような、仏像鑑賞を追体験できるようにしました。

表紙は厚紙を、本紙に嵩高紙を使用することで存在感を出しつつ、持って読みやすい軽い仕上がりにしています。

別冊は金色の仏像のイメージで黄色の紙を使い、参考文献や参考資料を巻末に記載することで、読んだ人が情報にアクセスできるようにしました。